緑咲 風夏(みどりざき ふうか)

 年齢24歳。国連治安維持局の特殊捜査官。圧力の壁《空壁》を操り、世界最強のSSSクラスの称号を持つ。コードネームは《圧力釜(クッカー)》。瞳は緑色で、常人を超えた動体視力を有するかわりに、すべてが緑色に見える色覚異常を持つ。一部のテロリストたちからは《緑眼の魔女》と呼ばれ、怖れられている。

 しかし本人はいたって普通のゲーム好きな女性で、大学時代に株やFXで貯めた資金でネットカフェを買い取り、オーナーを勤める。できれば一生ゲームをして暮らしていければと思っている。最近はアジア圏で売られる「笑えるパチモノ集め」に凝っている。

白月(パイユエ)

 十歳の少女。《封影》を操る。中央軍事委員会の施設で育てられたため、感情表現がほとんどできない。育ての親である黒木博士にだけ心を開いている。

ライ

 年齢は三十代後半。国籍はアメリカ。国連治安維持局の特殊捜査官。190センチ以上の長身と、アメフト選手を思わせるかのようなたくましい筋肉の持ち主。元傭兵で、銃の扱いに関しては右に出る者はいない。無機物を分子レベルまで分解する能力《砕破》を有する。コードネームは《砕粉機(クラッカー)》。

 風夏とは同じ任務につくことが多く、彼女の保護者的存在でもある。アメリカに妻と娘がいる。

趙柏(ちょうはく)

 三十歳。元中央情報管理局のエリート。現在は国家安全保障局の特殊捜査官に転属。オールバックの髪に、白いスーツ。一分の隙もない身だしなみの色男だが、神経質なところがある。異能力はないが情報分析能力が高く、チベットの任務では風夏・ライの隊長を務める。早く中央情報管理局に戻りたいと考えている。

呂徳(りょとく)

 年齢は七十歳ぐらい。国家安全保障局の局長。白く長いあごひげをたくわえた、仙人のような容貌の老人。人望があり、部下には慕われている。

著者のつぶやき

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